築65年、祖父が建てた家の2階に孫夫婦とお子さんが暮らす為の改装工事です。数年前に1階の耐震補強は完了していますので、安心して工事を進められる状態です。1階の座敷の天井は他の部屋よりも高い為、2階の床には段差があります。その段差もうまく設計に取り入れることで、空間に変化が生まれました。劇的な変化をご覧ください。
施工面積/25坪
工事に関わる外観もきれいに直しました。玄関外にはポーチ屋根も増設。おばあちゃんの為のスロープもあります。
玄関は家の勝手口を兼ねているので、下足棚は取り出しやすいオープンタイプ。
家族と共有の廊下を通り2階へ向かいます。
2階に上がると、物置のあるホール。ここで扉があり、冷気や暖気が逃げないようにします。
部屋に入ると手前がリビング、奥にダイニングキッチン。
奥から見た様子。使い勝手の良い広さのLDKは21帖。
リビングのソファーの脇には本棚。細かいものが片付くのでオススメ。
ダイニングの横にはデスク。仕事に勉強に。
ダイニングの横には子供の為の畳スペース。子供用に低いカウンターもあります。壁は絵も貼れるマグネットボード入り。
リビングの裏には水廻り。目線より高い腰壁でワンルーム感を無くします。
トイレの床は濡れても拭ける塩ビタイル。収納もあります。
トイレの手洗い。このくらい大きいと使い易いです。タイルもマッチしています。
洗面脱衣室は3帖。この広さがオススメです。
洗面台も下台のみメーカー品です。鏡は木枠で造り、タイルも貼ってオリジナルのスペースに。
洗濯機の周りに棚は大事ですね。パイプがあるとスプレーボトルなどが掛けられます。
ユニットバス側には洗濯やアイロンなどの作業台。
1階の天井高さの関係で2階にはスキップフロアが出来ました。1段目をあえて子供スペースに伸ばすことで子供用のベンチにもなっています。その下にはおもちゃも入ります。
既存の丸太を化粧で見せた寝室。
寝室には収納も沢山付きました。左側はウォークインクローゼット。
子供部屋。こちらも梁がアクセントになっています。
before
before 半分は天井の無い物置スペースでした
解体で大きな梁が姿を現しました。この梁が屋根を支えているので、柱は少なくできます。
既存の床の上に新たな床を組みます。高さをレベルで出してまっすぐになるように作っていきます。
断熱材が入りました。1階は座敷などで生活空間ではないので、しっかり断熱して快適になるようにしていきます。
床の下地合板貼り。安全に工事を進めるためにも、床の下地が先行工事です。
新しいサッシが入りました。すべて樹脂サッシです。ウィンドキャッチ窓を使い風が良く通ります。
昔の家は屋根雪を落とす設計の為、屋根の垂木が細くてピッチも荒いので、増し母屋を行います。
壁と天井には改装時の気密性能を考慮してウレタン断熱材の吹付を採用。2階が断熱材で包まれました。
古民家ならではの登り丸太梁。部分的に見せるための天井下地の様子です。
リビングでも天井が貼られました。とても現場が綺麗なのも藤城工務所の大工さんの特徴です。
丸太梁の周りの天井ホボードを張っています。大変な作業です。
綺麗に下地ボードが貼られました。
壁にも石膏ボードが貼られていきます。
ベニヤを巻いていた柱と梁に化粧突板が貼られました。素晴らしい技術です。
仕上工事の最初は塗装です。古い梁が綺麗に塗られました。
クロス張りの様子。色違いのボードはマグネットボード。
クロスが貼られると一気に明るくなりました。いよいよ完成。