座敷を優先し戸の裏に耐力壁を設けました。
戸を動かすと壁があります。
なるべく鴨居の両側に壁をつくると強度が増します。
戸を動かした状態。
縁側にも壁を増設。
障子に壁の影が映りますが、大切な壁です。
田の字の間取りでしたが、4間のうち2間は畳からフローリングに。壁も各所に増設しました。
この間仕切りも元は4枚の引き戸でした。
両側に耐力壁を設けても、両引き分けの戸にすることで、有効開口は変わりません。
工事の始まりは現場の養生です。大切な柱などの部材を丁寧に養生します。
洋間に変わる部分や耐力壁が入る部分の天井が撤去されました。
フローリングに変わる床と状態の悪かった座敷の床が撤去されました。
サッシを入れ替える面の外壁も撤去しました。壁になっている部分は床の間と仏間です。
既存の敷居とずらして耐震壁が取り付く部分には基礎をつくり、新たな土台が設置されます。
座敷の鴨居が2間半(4.5m)の長さがあり、真ん中のあたりが下がっていたので、束を上から金物で吊り上げます。
耐力壁用の柱が建てられていきます。この部屋は和風の板天井ですので、加工がシビアです。
外部の下地はなるべく先行します。サッシが付きました。
外壁やり替え面の断熱は外部からウレタンを吹き付けます。
外壁が貼られていきます。
洋間になる部分の筋交いや柱が設置されています。
劇的に壁量が増えていきます。
戸との取り合いが多く壁の厚みも気を付けながら。
床の合板が貼られ、壁の下地もできてきました。
和室の天井部分の廻り縁と台輪です。大工さんのきれいな仕事です。
和室の天井が仕上がりました。耐震壁も違和感なく収まっています。
仕上工事のスタートは塗装です。
左官屋さんが丁寧に壁を仕上げていきます。
洋間はクロスが貼られ明るくなりました。
エプロンを付けた畳屋さんの後ろ姿。カッコいいです。
張替えられた建具が調整されて戻されていきます。