立山連峰のふもと、薪ストーブのあるスローライフを楽しむ平屋が完成しました。
敷地に合わせて斜めに造られた壁面の窓からは、立山連峰をひとりじめできます。
杉材の床と勾配天井がくつろぎの空間を演出。
造り付け家具のディテールや照明器具のデザインなど細部までこだわりの詰まった家になりました。
建築地/立山町
施工面積/30坪
外観は板張りと吹付のツートン。シンボルツリーは人気のオリーブ。
窓は樹脂の木目。木板・吹付とマッチしています。
煙突と薪。この家を象徴するものです。
深い軒下のウッドデッキは夏の日差しと雨や雪をさえぎってくれます。
窓に映るのは立山の田園風景。
窓を隣家側ではなく立山側に向けることで、過ごしやすくなっています。
玄関はオープンな棚を採用。匂い対策で棚の後ろの壁は「エコカラット」
袖壁の裏がコート掛け。
リビングのソファに座ると、「立山」「薪ストーブ」「テレビ」をすべて堪能できます。
ソファの背中面にある棚にモデム・ルーター・ゲーム機などをセットできます。
リビングから玄関側を見ると、袖壁でキッチンが丸見えにならないようになっています。
テレビ面の壁は敷地に合わせて斜めになっています。立山の景色が見やすい角度です。
対面キッチンのダイニング側には大きい棚が。施主様セレクトの家具や照明器具がよく似合っています。
キッチン側にも棚を作りました。
食器棚はオリジナル。杉板仕様です。
縦長の窓はリビングの光を玄関に入れるため。
ウッドデッキがあるとリビングに広がりが出ます。
奥の引き戸の先は寝室。ストーブも近くて暖かい。
寝室は5畳、収納は壁面で扉をスライドにしました。
こちらは、施主様の趣味部屋になります。これからDIYを楽しまれます。
予備の寝室がもう一部屋。
洗面脱衣室はゆったり。
バックヤード収納も兼ねます。
大きな鏡とカウンターは重宝します。
その奥に浴室。
トイレは幅に余裕を持たせて、カウンターと手洗いを設置。
工事前、地鎮祭にて工事の安全を祈願します。
基礎に先立ち、外部の配管を逃がします。
基礎の目印となる遣り方。いよいよといった気持になります。
目印の通りに掘削を進めます。
基礎下の防湿フィルムで湿気を止めることは家を長持ちさせるために為にとても重要です。
設計図通りに鉄筋が組まれます。
瑕疵保険の検査もこのタイミングで行われます。
ベースコンクリート打設後、アンカーボルトをセットします。
その後、内部の型枠を組み、立上り部を打設します。
脱型後、玄関やポーチの土間を打ちます。玄関は土間の下に断熱材が入ります。
基礎が完成しました。
大工さんの出番です。桧の土台が敷かれました。
安全の為。先行足場を設置し、いよいよ建て方です。
まずは柱を立てていきます。
プレウォール工法は梁と同時に壁のパネルも設置していきます。
高いところが強い人尊敬します。
お心遣いに感謝です。
レッカーも含可動です。
敷地に合わせて斜めに木を組んでいます。
建て方作業が完了しました。
上棟式は略式にて弊社で執り行わせていただきました。
翌日からは、金物を取り付けて、床の断熱材を設置していきます。
剛床の床合板は重たいです。
きれいに床の下地ができました。
外部では建て方後すぐに屋根を葺きます。棟の部材は通気部材です。
窓が取り付けられ、防水シートとテープで知ったりと隙間を無くします。
外壁の下地が張られて吹き込みの心配もなくなりました。
雨の侵入の心配がなくなったら、内部では天井の断熱材が貼られていきます。
その後、間仕切りの壁もつくられました。
内部には無垢の窓枠が取り付けられました。
板張りの外壁が張られます。換気扇周りもしっかりとテープしてあります。
サイディング部分。下地は空気を流すエアホール胴縁です。
続いて天井下地。開口は電動物干しのスペース。
後で物干しを取り付けたい場所には下地を入れておきます。
天井の板張りが始まりました。
細かい部分も丁寧に仕上げます。
ダイナミックな空間になってきました。
サイディング部分には塗料を吹き付けます。養生が大切です。
きれいなグレーの外壁に仕上がりました。
天井の後は床張りです。無垢の杉板上小無地。
現場がいつもきれいな大工さんに感謝。
天井で使った羽目板を壁の一部でも使います。
良いアクセントになります。
大きな棚板が沢山運び込まれました。
ひとつずつ設計図に合わせて加工していきます。
脱衣の棚や
食器棚になりました。
造作が終わると壁の石膏ボード貼りです。
形がはっきりと見えてきました。
大工さんラストはウッドデッキです。
防水テープを張ることで木を長持ちさせます。
内部では器具付けや内装工事が進みます。
ストーブ周りにも土間タイルが貼られました。
洗面にはタイルが貼られました
電動物干しも取りつきました。
下足スチールバーに木板。
壁掛けの場合はテレビの設置も行います。
うまく付きました。
ラストは火入れ式の様子。