2間続きの和室の間仕切りは耐震上の弱点となります。 間取りを崩さないように次の間側で補強していきます。
座敷側から見た耐震後の様子。引き戸を開けても気にならないように。
わくのうちでは筋交い工法が困難なため、格子を設置して壁量を確保します。
筋交いを横から見た様子。既存の鴨居を傷めずに設置します。
格子壁はしっかりと柱と鴨居に固定します。
縁側にも筋交いを設置。
あくまでも座敷の意匠を重視した計画を組みます。
耐震壁は家の骨組みにしっかりと固定する必要がありますので、和室の天井を部分的に取り外します。
畳の下の床板をめくり、床下の補強の準備です。
床束の周りをコンクリートで固めて、力の掛かる足元を補強します。
天井裏の梁に角材を添わせてしっかりと緊結します。
足元にも新たな土台を設置し、柱を建て、金物で補強します。
筋交いを取付け専用の金物で補強です。
補強が完了しました。
天井板と床を戻して完成です。