大きな通りに面しつつ、立山連峰を望む敷地に美容室「Sun」を併設する住宅です。外観はお店の白と住宅の黒が引き立てあう異素材で構成。内観はウォルナットの床と木桟天井が印象的な空間です。
建築場所/立山町
施工面積/43.5坪
奥の住宅部分を黒くすることで、店舗部分が引き立つ外観。
屋根の形をそのままお店の形として見せました。
住宅の玄関。お店との中間部分を利用して広々とポーチを取りました。
玄関内部も天井は板張り、上り框は工務所のストックのケヤキです。
玄関奥には大きなシューズクローク。このスペースで店舗との行き来が出来ます。
LDKに入ると木桟の天井が目に飛び込んできます。
キッチンはアイランド式で両サイドを回れます。
コストパフォーマンスの高いIKEAのキッチンを採用。
食器棚も無印良品の食器棚をカウンターで包み、一体化しました。すべて作り込むよりもコストが抑えられます。
リビングはコーナーに面してたくさんの窓を配置。立山連峰を一望できます。
リビングのソファーはオリジナルの造り付。
階段はリビング階段。
2階に上った所で冷暖房を効かせる為のロールスクリーンを設置。
店舗の内観。壁、天井は塗装仕上です。私が写り込んでいます...
店舗のカウンターなども工務所ストックのケヤキ材を使いました。とてもきれいです。
地盤調査の結果は良好でした。基礎工事が始まります。家の奥にはのどかな景色が広がります。
ベタ基礎工法の鉄筋工事が完了しました。すべてコンクリートになるので、外部から配管が屋内に向かって逃がしてあります。
基礎が仕上がりました。ここまで着工からおおよそ1か月といったところです。
大工さんの仕事は桧の土台取付から始まります。
土台の間に断熱材を敷き込み、隙間を無くすために気密テープを張りました。
床の下地となる合板は24㎜の厚張り。
上棟を迎えました。みるみる家の形が出来てきます。
構造材が組みあがりました。
今回の屋根は緩い勾配。作業はしやすいです。屋根下地の前に2階天井の断熱材が入れてあります。
ガルバリウム鋼板の屋根は雨音を抑えるためのボードを敷き込みます。
上棟終了時。レッカー作業の為に一部パネルを抜いてあります。その部分はこの後順番に取り付けていきます。
屋根葺きの様子。水上側は雨の侵入を塞ぎつつ、屋根裏の通気を取るノウハウが必要です。
1階部分の屋根はシルバー。下地には防水シートが貼ってあります。
残りのパネルが入り、窓の位置などもわかるようになりました。
樹脂窓を取付け、遮熱防水シートで家全体をつつみました。
外壁下地の様子。シートがしっかり熱を反射して眩しいです。
のどかな立山の景色を眺めるための窓は「はめ殺し」や「FIX」と呼ばれる開かない窓。
箱型の外観ですが玄関ポーチは広くて深い軒です。富山の家には欠かせない。藤城工務所のこだわりです。
天井下地の様子。低めの家を造る藤城工務所ではよく梁が天井から顔を出します。
2階の天井は化粧ベニヤ張り。羽目板よりもコストが抑えられます。
床はウォールナット。濃い色の床は部屋が暗くなりがちなので、周りを白くするなどの対応が必要です。
階段設置の様子。今回はリビング階段。
階段の窓の高さもいいバランスになりました。光が注ぎます。
2階は最小限の仕切りです。ウォークインクローゼットが仕切られています。
LDKの天井は2階の床ベニヤをそのまま見せて、その下に化粧木材を取り付けていきました。実はそれほどコストを掛けずにとてもデザイン性の高い天井に出来ます。
壁の石膏ボードが貼られて、大工工事が完了します。
キッチンの収納は無印良品さんの収納が並べて入る箱を造り、一体の家具に。
外壁が貼られていきます。外壁も屋根と同じくガルバリウム鋼板の立平葺きを採用。
平屋部分は塗り壁で仕上げ、お店と住宅の対比で引き立てあいます。
玄関ポーチは天井が羽目板張り。
白のお店と黒の家。
内装も仕上がりました。壁の白が天井を引き立てます。
お天気がいまいちですが、よい眺めです。
店舗の入り口は木製のオリジナルドア。
軒の出が無い事もあり、南側のデッキは樹脂製となりました。
完成です。この後外構工事となります。